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日本の観光関連機関から「観光のダボス会議」に60名が参加、官民一体で日本をアピール

日本観光振興協会(日観振)によると、2015年4月15日~16日にスペイン・マドリードで開催された世界旅行観光協議会(WTTC)グローバルサミットに、国土交通省や日観振をはじめとする観光関連団体、観光関連の民間企業、在スペイン日本大使館から約60名が参加した。

テロや航空機事故の直後に開催された今回の会議では、「Disruption & Reinvention」(混乱と改革)がテーマに設定。業界や各国政府のトップリーダーが議論を交わした。

日本代表団は大会2日目にプレスカンファレンスを開催。国連世界観光機関(UNWTO)の参加のもと、日本政府観光局(JNTO)理事長の松山良一氏や東日本旅客鉄道会長の清野智会長、ジェイティービー(JTB)会長の田川博己氏、国土交通省審議官の武藤浩氏などが登壇し、海外メディアの質疑応答に応えた。このなかで、日本と中国、韓国の3か国の観光における連携のほか、訪日中国人客の取り込みに向けた中国企業との連携、SNS等への対応などの質問があがった。また、東北へ訪日旅行のアピールも行なった。

なお、大会開催前の4月14日には武藤審議官を筆頭に、日本旅行業協会(JATA)の田川会長、JNTO松山理事業、日観振の見並理事長などがマドリード本部のUNWTOを訪問。タリブ・リファイ事務局長など幹部との懇談を行なった。