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【図解】旅行会社トップ5社の2016年10月(速報)、外国人旅行で東武トップツアーズが5位に浮上、国内は楽天が約1割増 ―観光庁

観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況速報によると、2016年10月の総取扱額合計は前年比6.0%減の5107億7795万円。そのうち海外旅行は11.1%減の1748億8950万円、外国人旅行は16.8%増の205億2203万円、国内旅行は4.1%減の3153億6642万円だった。総取扱額合計は2016年5月以降6カ月連続で前年割れとなっている。

海外旅行の取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。10月は上位5社(JTBグループ15社、H.I.S.グループ5社、阪急交通社グループ3社、KNT-CTグループ8社、日本旅行)のうちHISのみが前年比微増。ほか4社・グループは2ケタ減となった。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、日本旅行、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、東武トップツアーズ)のうち、東武トップツアーズが楽天を抜いて5位に浮上。KNT-CTは5割増の大きな伸びを記録した。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、楽天、KNT-CTグループ8社、日本旅行、ANAセールス)のうち、楽天は前年比9.3%増で好調。KNT-CTは1割減とマイナス幅を拡大した。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2016年10月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比9.6%減の1398億871万円、取扱人数合計は9.2%減の308万6984人だった。

そのうち、海外旅行は取扱額が前年比14.7%減の520億826万円、取扱人数は10.3%減の25万2175人。外国人旅行は取扱額が8.6%増の6億6849万円、取扱人数が10.5%増の4万284人。国内旅行の取扱額は6.4%減の871億3196万円、取扱人数は9.3%減の279万4525人となっている。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、2016年10月の海外旅行は、昨年と比較して燃油サーチャージの引き下げられたほか、仏ニースでのテロ事件での影響などもあり低調。国内旅行は昨年開業した北陸新幹線の開業効果が薄れて前年割れに。ただし九州ではふっこう割の効果がみられ、回復傾向にあるとしている。外国人旅行は、引き続き東アジアや東南アジアなどに加え、北米も好調に推移した。