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JAL、AIチャットボット「マカナちゃん」機能強化、画像認識でおすすめスポット提案や性格診断を詳細に

日本航空(JAL)は、自然会話のチャット形式で対応するAI(人工知能)活用のバーチャルアシスタント「マカナちゃん」の機能を強化した。

マカナちゃんは2016年12月の開始当初、乳児連れのハワイ旅行予定者を対象に旅の問い合わせ対応を行なっていたが、今年7月にはトリップアドバイザーと連携。ハワイ島の施設情報を口コミや画像付きで提供したり、ユーザーのSNSの投稿内容で性格分析を行ない、個人の嗜好にあった携行品をお勧めするなど、提供サービスを拡充してきた。

そして今回は新たに、マカナちゃんに搭載するAI、IBM Watsonの画像認識技術を活用。ユーザーが撮影した写真や見たい景色、食べたいものなどの画像をチャット上で送信すると、画像の分析結果に応じたハワイのおすすめ情報を、トリップアドバイザーの施設から探し出し、提供する。例えば、ゴルフ場の写真を送付した場合、ハワイのゴルフ場の情報を表示する。対象エリアもハワイ島のほか、オアフ島にも拡大した。

JAL発表資料より

さらに、7月から提供を開始した性格分析サービスも強化。従来は分析結果のみを表示していたが、今後は診断結果の詳細も表示するようにした。

なお、マカナちゃんの月間利用者数は2017年11月末時点でサービス開始当初と比較し、約2.5倍に拡大。また、SNSでのログインは平均40%以上になっており、満足度は80%を超えているという。