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IR大手メルコリゾーツ、日本の地方で高級リゾート開発へ、横浜の入札活動ではテニス・大坂なおみ選手を起用

アジアの統合型リゾート(IR)大手のメルコリゾーツ&エンターテイメント・リミテッドは、日本で観光開発をするための投資ファンド「メルコ・クリエイティブ・エクスチェンジ」(MCX)を設立した。ファンドの規模は270億円。

メルコリゾーツでは日本の地方に大都市を超えた可能性があるとし、同ファンドでは日本の地方でプレミアムクラスのリゾートを開発運営するのが目的。IRだけではなく、地方の観光地の発展に貢献するとし、「IRに来るお客様はIRが目的だが、私たちはIRのみならず、日本の地方に興味を持ち、旅していただけるよう促す責任がある」(会長兼最高経営責任者のローレンス・ホー氏)とコメントしている。

まずは、地方の2か所で既存施設の再生案件から開始する。神奈川県箱根では、5つ星の温泉リゾートを開発。また、山奥にあるスキー施設を通年で使用できる4~5つ星クラスの複合スキーリゾートとして開発する計画だ。

なお、メルコリゾーツではこのほど、プロテニスプレイヤーの大坂なおみ氏を、横浜のIR開発に向けた整備活動におけるブランド・アンバサダー兼スポーツ・グループ・ディレクターに起用した。大坂氏は今後、メルコリゾーツが横浜のIR入札活動で、同社のチームに参加。また同ファンドにも深く関わっていくという。