
観光庁は、オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業として、二次公募の採択事業を選定した。地域公共団体・DMOが中心となり、地域の観光関係者や住民の参画を得ながら実施する「地域一体型」が7地域、地方公共団体・DMO・民間事業者などが主体となる「実証・個別型」が36件。
このうち、地域一体型の選定地域は下記のとおり(申請主体/地域/計画名)
- 蔵王町/宮城県蔵王町/蔵王ジオパークを活用した「宮城オルレ蔵王・遠刈田温泉コース」におけるオーバーツーリズム未然防止による満足度向上推進モデル事業
- 野沢温泉マウンテンリゾート観光局/長野県野沢温泉村/野沢温泉オーバーツーリズム対策計画
- 河津町/静岡県河津町/「河津桜まつり」渋滞・駐車場問題緩和による、地域一体で創る観光地計画
- 明和観光商社/三重県明和町/「祈りのみやこ斎宮」におけるオーバーツーリズム未然防止&持続可能な観光地づくり計画
- 南丹市美山観光まちづくり協会/京都府南丹町/かやぶきの里における持続可能な受入環境整備事業
- いの町/高知県いの町/にこ淵の時間分散による渋滞緩和と駐車場整備事業
- 沖縄県/沖縄県/首里社地区を中心とした暮らしと観光が両立した住みやすく魅力的なまちづくり
実証・個別型には、手ぶら観光促進、ICTゴミ箱、観光案内人と責任ある観光客のマッチング体制構築などが選ばれている。