
OTAアゴダ(Agoda)が同社の最新の予約・検索データから欧州旅行者の動向を発表した。それによると、今夏、欧州旅行者のアジアへの旅行の関心が高まっていることがわかった。タイ、インドネシア、日本、マレーシア、ベトナムの検索が増加。特に英国、フランス、ドイツ、スペイン、オランダの旅行者の関心を集めているという。
また、増加率では、ギリシャ(23%増)、トルコ(21%増)、ポーランド(17%増)が高くなっている。
Agodaでは、この関心の高まりの背景には、街歩き、ウェルネス、食体験などに対する欧州の旅行者の嗜好があると分析している。そのなかでも、ウェルネスツーリズムの旅行先としてアジアの需要が高まっている。
欧州の旅行者は、利便性や文化体験だけでなく、リフレッシュが可能で、健康的な旅ができる旅行先を探す傾向にあることから、Agodaでは、宿泊施設が旅行者を惹きつけるためには、スパパッケージ、ヨガクラス、デジタルデトックス、リトリートなどの体験プログラムを提供することが重要としている。
ウェルネスツーリズム市場は拡大傾向にあり、モルドール・インテリジェンスの予測によると、その市場規模は2025年に1560億ドル(約23兆円)に達する見込み。
※ドル円換算は1ドル148円でトラベルボイス編集部が算出