JTB総合研究所は、SNSに投稿された鎌倉観光の写真から、それぞれの色味や被写体、画角などの分析を行い、「外国人観光客と日本人観光客が切り取る、それぞれの鎌倉」としてまとめた。
外国人と日本人それぞれ200枚の写真をすべて10%の透過率で重ね合わせて全体の色味の傾向を分析した。その結果、外国人観光客には「青緑の寒色系」、日本人観光客には「オレンジや黄みの暖色系」の色味の印象が強いことがわかった。
報道資料より外国人と日本人では主な被写体が異なり、外国人は「大仏」が53.5%を占める一方、日本人ではわずか5.5%。また、日本人で最も多かった「グルメ」の写真は、全体の49%を占めるが、外国人では1枚も見られず、この被写体の違いが色味の違いにつながったと分析している。
報道資料より欧米豪の観光客100人とアジアの観光客100人が投稿した写真をそれぞれ10%に透過し重ね合わせたところ、そこにも違いがみられた。色合いはどちらも青地に深い緑や黒が入ったような寒色系の色合いだが、欧米豪は上部まで濃色が来ている一方、アジアでは上部は明るい青みがかった色のみになった。
報道資料よりその要因として、「大仏」の投稿は、欧米豪は70%に対して、アジアは37%にとどまったことを挙げている。また、「江ノ電」や「鎌倉高校前駅」は欧米豪では2%、0%だったが、アジアでは30%、15%となった。
報道資料より
また、外国人観光客と日本人観光客の両方で、同じ割合の投稿がみられた「寺社仏閣」の投稿内容では、外国人観光客では「山門の提灯」や「献上された酒樽」が多く、日本人観光客は「お堂」の割合が多い結果だった。