クチコミ分析のTrustYou(トラストユー)は、2025年のクチコミのサイト別シェアのランキングと2026年のホスピタリティ業界の動向予測をまとめた。
それによると、2025年に最もクチコミが投稿された旅行関連サイトは2023年、2024年に引き続きブッキング・ドットコム(Booking.com)だった。2位はグーグル(Google)、3位はアゴダ(Agoda)。ブッキング・ドットコムとグーグルの2社で、全体の約50%を占める結果となった。コロナ前の2019年から2023年にかけても、この2サイトが全体の56%を占めていた。
報道資料より
2026年のホスピタリティ業界のトレンドは?
また、トラストユーは2026年に注目されるホスピタリティ業界の動きとして4つのキーワードを挙げている。
まず、「Quietification(クワイエタイフィケーション)」。騒音や過剰サービスを排除し、「静けさ」を価値として、落ち着いた空間や体験を提供。デジタル疲れや過剰な刺激からの解放ニーズに応える。
2つ目は「スリープツーリズム」。より良い睡眠を目的に、快眠に特化した客室、枕や寝具へのこだわり、睡眠プログラム、静かな環境など心身の回復やウェルネスに対応するサービスを提供する。
3つ目は、フランスのアペリティフを由来とする「アペ活」。ホテルのバーやラウンジを「滞在価値を高める場」として再定義する。
4つ目が「ホテルホッピング」。1回の旅行で複数のホテルを渡り歩くスタイルとして、都市と地方を組み合わせて、ホテル滞在を旅の目的とする層が増加している。そのカギは、短期滞在と高い体験価値の掛け合わせが重要となる。
このほか、2026年は世界的な観光税・宿泊税の引き上げや為替変動などの経済環境の変化が旅行者の意思決定に与える影響に加え、人気観光地の混雑や価格高騰を背景とした「Destination Dupes(代替旅行地)」の台頭、民泊を含む短期宿泊レンタル(STR:Short Term Rental)市場の成長鈍化といった構造変化が見込まれると予測している。