広島県北広島町は、町内の伝統芸能である「花田植」と「神楽」を活用し、観光と関係人口拡大のための取り組みを開始した。米どころとして知られる同町が、豊作を祈願する「花田植」と収穫に感謝する「神楽」の魅力を若年層の協力を得ながら発信し、地域経済の活性化と関係人口の拡大を図る。
具体的な施策として、2026年6月7日に開催される「壬生(みぶ)の花田植」で、初の試みとなる先着40名限定の予約席付バスツアーを実施する。壬生の花田植は2011年にユネスコ無形文化遺産に登録された農耕儀礼だ。ツアー料金は中学生以上の大人が9000円、6歳から12歳の小学生が6300円(いずれも税込)。
また、町内外の若者を対象に、壬生の花田植や神楽競演大会の企画・運営に携わるボランティア「渡衆」を募集する。民俗芸能専門のコンサルティング会社「とらでぃっしゅ」のサイトを通じて申し込みを受け付け、伝統芸能に触れる機会を創出する。
プロモーションのメインビジュアルには、「クローバー」などの作品で知られる同町出身の漫画家・平川哲弘氏による描きおろしイラストを採用した。花田植の囃子手や早乙女、神楽の神や鬼が描かれ、専用のウェブサイトや幟、グッズ等に展開される。
専用のプロモーションサイトでは、町内63の神楽団の情報や公演案内、解説動画、公式インスタグラムと連携した最新情報の提供を行い、北広島町への来訪を促す。