「サンライズ糸山及び周辺市有地活用促進事業」公募型プロポーザルによって選定された提案の全体イメージ
愛媛県今治市は、2026年4月、四電ビジネス、アトリエ・天工人、タニグチの3社で構成されるコンソーシアムと「サンライズ糸山及び周辺市有地活用促進事業」に関する基本協定を締結した。しまなみ海道の四国側ゲートウェイである「サンライズ糸山」を全面刷新し、高付加価値な宿泊施設として再整備する。今治ならではの体験価値を創出することで、地域における滞在時間の延長と観光消費額の拡大を目指す方針だ。
同事業は、2026年3月のプロポーザル選定で最優秀提案者に選ばれた四電ビジネスを代表とするグループの提案に基づき推進される。計画では、既存の「サンライズ糸山」を改修する「改修施設」と、海側の敷地にヴィラタイプを新設する「新築施設」の2棟構成となる。
設計を担うアトリエ・天工人代表の山下保博氏は、鹿児島県・奄美大島で宿泊ブランド「伝泊(でんぱく)」を手掛けた実績を持つ。山下氏は、新築予定のハイグレード施設について「ホテル自体が旅の目的地となるデスティネーション・ホテルとして、世界で唯一無二の体験価値を提供したい」などと意欲を示した。
整備計画によると、改修施設は2026年10月に着工し、2027年度冬に全23室で開業予定。新築施設は2027年4月に着工し、2028年度冬に全20室での開業を目指す。改修施設は全室にシャワーを完備し、大浴場やレストランを併設(想定価格帯は3〜5万円)。一方、平屋建てヴィラの新築施設は、プライベートサウナやプールを備えたラグジュアリー仕様(想定価格帯は7〜15万円)とし、段階的にオープンさせる計画だ。