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タイ政府が注力する「コミュニティ・ベースド・ツーリズム」とは? 地域と旅行者が交わる新しい観光のカタチを取材した(PR)

タイ国政府観光庁(TAT)は、新たな観光コンテンツとして「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」の訴求に力を入れている。CBTとは、地域コミュニティが主体となって観光を推進するツーリズムの形態だ。その文化や生活を維持していくために、コミュニティならではの文化や生活様式を取り入れた独自のアクティビティを開発し、観光客に提供する。観光によって、地域の経済的、環境的、文化的な持続可能性を高めていく取り組みとして注目されている。

タイにおけるCBTへのコミュニティの期待と体験できるアクティビティを、パタヤ近郊の村「タキアンティア(Takhian Tia)」で取材した。

パタヤ郊外のCBTでローカルアクティビティ

旅行者に地元の人々との交流を通じた本物の体験を提供するCBT。タイにおけるCBTの取り組みは、持続可能な観光のための指定地域管理局(DASTA)がマネジメントし、TATが情報発信や送客支援などをおこなっている。現在のところ、外国人旅行者の受け入れが可能なCBTはタイ全土で31ヶ所あり、それぞれ地域のユニークな体験を旅行者に提供しているという。

パタヤ中心部から北に車で約30分にあるコミュニティ「タキアンティア」もその一つだ。コミュニティの中心には102本の柱で支えられた伝統的な長屋が立つ。現在も住居として使われており、双子の姉妹の2世帯19人が暮らしているという。このコミュニティを切り盛りするワンディさんは「昔から、双子が別々の屋根の下に住むと、よくないことが起きると言われていたので、一つ屋根の下で暮らすようになりました」と笑う。

まず、鮮やかな青色が特徴のハーブであるバタフライピーとココナッツで作ったウェルカムドリンクと、この地域の成り立ちを説明する歌で迎えられた。

ワンディさん(右)を中心にウェルカムソングで訪問者を歓迎タキアンティアがCBTとして文化交流の活動を始めたのは15年ほど前のこと。その前は、地元の学校の校外学習の場所としても提供していたという。ワンディさんは「最初は、体験の作り方も値付けも全くわかりませんでしたが、政府機関の助けを借りて、一つずつ作り上げてきました」と振り返る。

今ではさまざまなローカルアクティビティを用意している。まず、コミュニティに咲く花々をエコバッグに写し出す体験をしてみた。色鮮やかな花々や緑の草を好みのバランスで白い無地のエコバッグに配置し、固定したら、ひたすら木槌で打ち付ける。しばらくすると、花々や草の色素がエコバッグに移り、淡い色の紋様が抽象画のように広がった。

色鮮やかな花々はコミュニティの敷地内で採集されたものだまた、この地域特産のココナッツの実を半分に割り、それをお椀に見立て、絵付けするワークショップも体験。さらに、地元食材を使った料理教室では、食材の特徴やレシピを教えてもらいながら、トムヤムクンをつくり、ランチの一品として味わった。レストランとは違うタイ料理との出会い。屋外のテーブルで緩やかで湿った空気を肌に感じながら、口に入れると、これまでとは異なるタイを発見した気分になった。

このほか、タキアンティアには、広い敷地を活用し、ディスクゴルフ場やサイクリングなどアクティブな体験も用意している。

食材の説明を受けながらトムヤムクンを料理。タイらしい食体験

旅行会社の手配力に期待

タキアンティアでの体験には、すべて予約が必要だ。訪問日の3日前までに予約を入れ、受け入れ人数は体験内容にもよるが、10人から100人まで可能だという。現在のところ、訪問者の80%がタイ国内からの旅行者だが、「外国人旅行者にも体験してもらいたい」(ワンディさん)と考えている。

TATでは、タキアンティアをはじめCBTを提供する地域が郊外に点在していることから、日本人旅行者の送客については旅行会社の力が必要と考えている。タイのランドオペレーター新東洋旅行社の渡辺さんは、パッケージだけでなく、「CBTはタビナカ体験商品としても価値がある」と話す。タキアンティアは、バンコクのスワンナプーム国際空港から車で1時間半の距離だ。

タキアンティアは、パタヤ中心部からも近いことから人気のCBTだが、その一方で苦労もあるようだ。ワンディさんは「子供たちも含め、コミュニティ内の若い人たちは昔ながらの家には住みたがらない。エアコンを入れるなど少しずつ生活スタイルを変えているが、この伝統的な家屋や地域の文化的な重要性に気づいていない」として、CBTを持続的に運営していく課題を口にした。

それでも「観光客が来訪してくれることで、コミュニティが維持できるのは確か。これを一生懸命続けていきたい」と微笑んだ。

旅行者にとっては、通常の旅行では出会えないタイのローカルの人々との交流は、旅に奥行きを与えるものになる。簡単なタイ語や日本語の単語のやり取りから生まれる心のコミュニケーションは旅の醍醐味だ。

暮らすように旅をするパタヤの魅力

パタヤでローカルを感じながら暮らすように旅をする。そんな旅にピッタリなビーチがある。パタヤ近郊のカオマージョー港からカラフルな小型船で15分ほどの距離にあるサメサーン島(Ko Samae San)は、外国人旅行者には知られていないが、ローカルには人気の場所だ。

巨大なカニのオブジェがシンボルのサメサーン島のビーチタイ王国海軍の管理下にあるこの島は、大切に自然が守られており、「シリントーン王女殿下による植物遺伝資源保全プロジェクト」の対象となる9つの島の一つとなっている。良い意味で、商業化もあまり進んでおらず、ローカル感が漂うとともに、透明度の高い海や白い砂浜、美しいサンゴ礁が広がっている。訪問した時も、地元の小学生のグループが課外授業で訪れていた。自然環境を守るため、1日の入島者数は500人までに制限されているという。

島内では、シュノーケリングやダイビング、グラスボート、カヤック、サイクリングなど、自然を身近に感じられるアクティビティが充実。シュノーケルセットやライフジャケットのレンタル、シャワーやレストランなどの設備も整っている。

カオマージョー港には、サメサーン島などの島々を見渡せるタイ料理レストラン「PALYN」や、珍しいタイ王国海軍の記念グッズが買えるショップなどが並ぶ。港周辺にはローカルな宿泊施設も多いが、バンコクから車で2時間半ほどでアクセスできることから、日帰りで楽しむこともできそうだ。

海を一望するタイ料理レストラン「PALYN」タイ人の生活の中では年々、コーヒー文化に対する関心が高まっているという。独自の焙煎で特徴を表現するカフェも増えており、バンコクだけでなくパタヤでもその傾向が強まっている。

その代表的なカフェが「Nitan Coffee(ニータン・コーヒー)」。創業3年目ながら、すでにパタヤに3店舗を展開しているという。店内に入ると、楕円形のカウンターを中央に、座席とテーブルが余裕のある間隔で配置され、デザイン性の高いおしゃれ空間が広がる。

独自に焙煎したコーヒー豆の香りを、フラスコ状のユニークな装置で確かめたうえで、気に入った豆のコーヒーを店内で味わったり、そのコーヒー豆を購入することができる。軽食やスイーツも楽しめる。そのデザイン性の高さから、Tシャツやバッグ、カップなどもお土産として喜ばれているという。

おしゃれ空間が広がる「Nitan」。旅の一時をタイ産のコーヒーでパタヤでウェルネス体験するなら、伝統的マッサージだけでなく、パタヤの人々が集まるNitanでまったりと時間を過ごすのもいいかもしれない。マッサージが身体をほぐすなら、カフェは心をほぐす。パタヤは、喧騒の「Walking Street」だけではない。

広告:タイ国政府観光庁

お問い合わせ:タイ国政府観光庁 東京事務所

記事:トラベルボイス企画部