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ツーリズムEXPO2026、出展規模1400小間へ、海外出展も拡大、新テーマで多様な旅の魅力を映す場に

日本旅行業協会(JATA)は、2026年9月24日~27日に開催される「ツーリズムEXPOジャパン2026(TEJ2026)」について、最新の状況を発表した。

展示商談会は、開催まで2週間に迫った現在も、出展希望が寄せられているという。JATAでは要望に応えるべく、通路幅の調整や配置を工夫して、小間数を捻出。その結果、総小間数は当初予定の1200を大きく上回る1400規模に達する見込みだ。

出展の内訳は国内と海外がそれぞれ約4割、その他企業・団体が約2割。特に海外は、出展数はコロナ前には及ばないものの、積極的な動きが目立つ。韓国は今年最大となる60小間、台湾も40小間を展開。メキシコ(19小間)、ポルトガル(15小間)が大幅に拡大した。さらに、ジョージアが8小間で復帰し、トルコ(6小間)も2019年以来の出展となる。今年は海外出展者の2割弱にあたる21者がTEJ初出展だという。

日本人の海外旅行がコロナ前の水準に戻らないなか、なぜ、海外からの出展意欲が旺盛なのか。TEJ推進室室長の早坂学氏は「それでも、日本人の海外旅行者数はコロナ後、着実に増えている。だからこそ『まだ伸びるはず』と捉え、取り込みたいという思いが感じられる」と、日本市場に対する期待の強さを強調した。

新たな旅の体験が増加、芸妓遊びやウェルネス体験など

国内出展やテーマ特集「TEJコレクション」では、新たな旅の体験を打ち出す出展が多い。

初出展の墨田区「向島花街」は、現役芸妓との記念撮影やお座敷遊びを体験できるブースを展開。TEJコレクションでは、新設の「ウェルネス」で、理学療法士の技術と日本文化を融合させたマッサージとして海外で話題となった「SAMURAI TOUCH」や、ヘルスケア「カネカ」などが出展。これまでTEJで接点のなかった事業者の出展も増えた。 

同副室長の猪飼敬氏は、今年の展示傾向について「新たなテーマの設定によって、癒やし系のコンテンツなど、新しい旅の体験ができるブースが大幅に増えた。こうした多様な旅の価値に注目し、今後も広げていきたい」と話した。

今年は、会場となる東京ビッグサイトのリニューアル工事に伴い、TEJの展示会場が入口から奥行きのあるレイアウトとなる。そこで、例年人気の高い北海道のブースを奥に設置。公式マスコットキャラクター「ハシビリョコウ」と出展者とのコラボ缶バッジを各ブースで配布するなど、会場全体の回遊を促す工夫もした。

11カ国の観光大臣、6つの観光機関・団体が参加予定

国際会議「TEJカンファレンス」の基調講演は「GREEN ×EXPO2027 ~開催半年前を迎えて~」をテーマに実施する。また、TEJ観光大臣会合は、現段階では11カ国の観光大臣が参加予定。続いて、UNツーリズム、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、アドベンチャートラベル・トレード・アソシエーション(ATTA)など、6つの国際的な観光機関・団体やTEJ主催者団体の代表らが、各国大臣が紹介した事例について議論を交わす。

また、国内・海外・訪日のシンポジウムも実施。海外旅行シンポジウムでは今年のTEJのテーマ「進化する旅のカタチ」に即して「AIを活用した海外旅行高付加価値化の創造」を探っていく。

このほか、観光を学ぶ大学の学部が出展する「アカデミーコーナー」には、全国から13学部が出展。学生にとっても、研究成果を業界関係者の前で発表できる機会として、TEJを重視しているという。