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航空輸送の安全トラブル、国交省が航空各社の発生件数を発表、2017年度上半期は減少傾向

国土交通省は、2017年12月21日に開催した第22回航空安全情報分析委員会で2017年度上半期(4月~9月)の航空輸送の安全にかかわる情報について審議し、その結果を公表した。それによると、2017年度上半期の航空事故は発生しておらず、重大インシデントが1件発生。また、安全上のトラブルは529件発生。2016年上半期の総数547件と比較して17件減少した。

重大インシデントは、2017年9月に発生した日本航空機(ボーイング式 777-300ER型)の事案。東京国際空港C滑走路を離陸滑走中、第1(左側)エンジンに不具合が発生したことを示す計器表示があったため、離陸後に当該エンジンを停止。引き返して同空港A滑走路に着陸した。

その他、2017年上半期事業者別の安全上のトラブル発生件数は、多い順に以下のとおり。

※ANAグループは全日本空輸、エアージャパン、ANAウイングスの合計。JALグループは、日本航空、日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、ジェイエア、琉球エアコミューター、北海道エアシステムの合計。