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OTAアゴダ、第三者サプライヤーに厳格な基準を設定、AIによる課題検知ツールの導入や24時間365日サポート体制も整備

OTA「アゴダ」は、プラットフォームの機能改善を実施した。第三者サプライヤーに対してより厳しい運用ポリシーを導入したほか、AIを活用した課題検知ツールを導入し、サポート体制も強化する。

アゴダは、旅行者やホテル側から「予約したはずのホテルの客室が確保されていない」などのトラブルが複数報告されており、観光庁から改善要請を受けていた。同社によると、今回の改善は、観光庁と緊密な連携をしながら進めたものだという。

日本の宿泊施設を扱う第三者サプライヤーを介した取り引きで客室の確保ができていなかったトラブルへの対策として、厳格なコンプライアンス基準を設定。新たな契約条件では、違反が発生した場合の罰則を強化するなど、信頼性と説明責任の向上を進める。

サイトに掲載されている客室と実際の客室が異なるというトラブルに対しては、AIを活用した専用の課題検知ツールで、コンテンツの不整合を事前に特定・修正。さらに、新システムでは不適切な料金が自動的に検出・ブロックされるほか、カスタマーサポート担当者が部屋情報の誤りを迅速に修正できる管理機能も強化した。

さらに、サポート体制も大幅に強化。旅行者およびパートナー向けに日本語による24時間365日のカスタマーサポートの提供を開始した。