長野県白馬村は、観光客のマナーやモラルの低下、地域ルールの理解不足に起因する迷惑行為が増加しているとして、条例に違反する来訪者に対して罰金を科すことを決めた。
白馬村は、2015年に禁止行為を明記した「美しい村と快適な生活環境を守る条例(通称:マナー条例)」を制定したが、罰則規定はなかった。このほど、同条例を改正した。
改正したマナー条例では、禁止行為として、承諾を得ずにおこなう落書き、ステッカー貼り、深夜の花火、深夜の騒音、路上スキー、歩行中の飲酒、路上喫煙、無断駐車、冬季における迷惑運転等を挙げ、違反行為をした者には5万円以下の罰金を科す。施行は2026年7月1日から。
白馬村では、近年増加している外国人観光客に向けて、英語表記でのチラシやポスター、看板、YouTubeなどでマナー啓発活動をおこなってきた。