兵庫県の淡路島観光協会と神戸観光局は、両地域が一体となって観光振興に取り組む包括連携協定を締結した。神戸空港の国際化やスーパーヨットマリーナ整備、大鳴門橋自転車道の開通といった背景を踏まえ、神戸の都市文化・芸術・食と、淡路島の自然・食文化・ウェルネス資源を一度の旅で楽しめる、新たな滞在型観光スタイルをつくる。
広域連携を通じて、神戸・淡路地域の外国人宿泊客数を2024年の約98万人から、2030年には2.8倍となる275万人規模へ拡大させる目標を掲げた。
主な取り組みとして、淡路島の「御食国(みけつくに)」と神戸の都市型美食を組み合わせ、食を目的にしたガストロノミーツーリズムを展開する。また、富裕層向けに宿泊と温泉、ウェルネスなどの高付加価値コンテンツを盛り込んだ周遊型ツアーを企画。国内外に向けて共同プロモーションをおこなう。海外の旅行会社やメディアに対し、実際に現地の魅力を体験してもらう招待視察旅行(ファムトリップ)を実施し、ツアー造成につなげる。
インバウンド対応ガイドの育成や、交通利便性の向上といった受入環境の整備も進める。新たな広域観光ブランド「KOBE×AWAJI」を形成し、神戸・淡路島を起点に瀬戸内エリア全体への周遊を促進することで、国際的な観光地として魅力を高める。