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ANAと羽田空港、世界の航空イノベーション賞を受賞、自動運転やAI乱気流予測、空港DXが高評価

米テキサス州ダラスで開催された「Future Travel Experience (FTE) Global 2026」で、革新的な旅客体験を提供する航空会社や空港を表彰する「Pioneer Awards」が発表された。

日本からはANAが「FTE Global Airline Pioneer Awards」を、羽田空港のターミナルを管理運営する日本空港ビルデングが「FTE Global Airport Pioneer Awards」を受賞した。

ANA、人と機械の協業が高評価

ANAは、人と機械との協働を通じた空港および航空機のターンアラウンド(地上駐機中の地上支援業務)の変革に向けた先駆的なアプローチが評価された。特に、人の介入を最小限に抑えながら、貨物倉庫とエプロン(駐機エリア)の間で貨物を運搬するように設計された貨物輸送用の自律走行型トーイングトラクターが高く評価された。

また、航空の安全確保に向けたAIの活用では、過去10年間にわたる乱気流データを学習させたディープラーニング技術を用い、BlueWX社が開発したAIベースの乱気流予測サービスを世界で初めて導入。このモデルは86%の予測精度を達成し、気象データインフラへの統合に先立ち、約2500人のANAパイロットが参加する実証試験を通じてその有効性が検証されたという。

羽田空港、未来の空港のあり方を再構築

日本空港ビルデングは、「terminal.0 HANEDA」を通じて空港イノベーションを進めている点が評価された。このプロジェクトは、テクノロジー企業、スタートアップ、業界関係者を集結させ、最先端技術、サステナビリティ、業務効率化、旅客体験に重点を置きながら、未来の空港のあり方を再構築しようとするものだ。羽田空港を実証の場として、そこで生まれた技術や仕組みを国内外の空港に展開することを目指している。

日本空港ビルディングは、よりスマートでシームレスな旅客体験を実現するために、AI、ロボティクス、自動化、生体認証、IoTなどの技術の活用を模索している。例えば、AIによって、旅客の流れや混雑のピークを予測し、人員やリソースを先回りして適切に配置する取り組みも進めている。また、ロボティクスや自動化技術では、手荷物処理などの業務を支援。さらに、顔認証などの生体認証技術によって、チェックインや保安検査から搭乗に至るまでのプロセスを効率化している。

このほか、FTE Global Airline Pioneer Awardsにはインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)、ターキッシュ・エアラインズ、FTE Global Airport Pioneer Awardsには、ダラス・フォートワース国際空港、ミュンヘン空港が選ばれた。