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ハワイ州観光局、シニア層誘客へ新プロジェクト始動、「65歳からのハワイ」で応援団長に俳優・寺島さん、旅行・ホテルなど58社・団体が参画

ハワイ州観光局日本支局(HTJ)は、シニア層を対象としたハワイへの観光促進プロジェクト「65歳からのハワイ」を開始した。このプロジェクトでは、俳優の寺島進さんを応援団長に迎え、「楽しもう、歳だから。」というメッセージのもと、日本のシニア世代に向けて、自分らしくハワイを楽しむ新たな旅のスタイルを提案。観光庁、日本旅行業協会(JATA)をはじめ、日本の旅行会社および航空会社、ハワイの現地事業者の計58社・団体が参画する(2026年4月28日現在)。

HTJ局長の稲田正彦氏は発表会見で、ハワイへの日本人旅行者層は富裕層、シニア層、リピーター層が中心になっていることに触れたうえで、「今回のプロジェクトは体験や経験の価値を訴求するもの。シニア旅行者がハワイで自分らしい価値の高い旅を楽しみ、人生を豊かなものにしてもらいたい」と意欲を示した。

また、観光庁参事官(旅行振興)の根来恭子氏は、第5次観光立国推進基本計画でアウトバウンドの拡大が柱の一つになっていると説明。4月から開始された官民連携の「日米観光交流キャンペーン」にも触れたうえで、「60代以上の米国へのアウトバウンドを増やしていきたい」と話した。

直近2026年の1月と2月のハワイへの日本人旅行者数は前年同期比6.6%増で推移。HTJは、2026年通年では2025年(約73万2000人)比3%増の約75万人を見込んでいる。

アクティブシニアの多様なニーズに応えるプラン

このプロジェクトでは、アクティブシニアの多様なニーズに応えるために、旅行各社と連携し、行程から現地での日本語対応まで、自分らしいスタイルで楽しめるプランを設計。また、現地ホテルや施設とも連携し、シニア向けの特別プラン、割引プランやサービスの拡充も進めていく。

その商品例として、JTBは、65歳以上の夫婦限定のバウ・リニューアル(既婚の夫婦が改めて愛を誓い合う)企画として、ハワイカイ沖に浮かぶオーシャンラウンジでのセレブレーションや、牧師と一緒にパラセーリングで飛びながら空の上で愛を誓う企画などを紹介した。

また、アクティブシニアに向けた専用ページを開設。シニア世代にとってのハワイの新たな魅力を訴求するグラフィックに加えて、寺島進さんを含め、アクティブシニアの方々がそれぞれ思い思いにハワイを満喫している様子を描いたプロジェクトムービーを制作した。


HTJ局次長の高橋あやか氏は、「(今回のプロジェクトを通じて)いくつになってもハワイの大自然の中で新たな挑戦を楽しみ、心満たされる姿を社会全体に広げていきたい」と期待を込めた。

このほか、寺島さんは、プロジェクト応援団長として、「ハワイへ行ったら、またそこから何かが始まると思いますし、またいろんな新たな出会いもあるでしょう。人生後半戦に向かって、ハワイの太陽のエネルギーをチャージしてほしい」と呼びかけた。

「ハワイでのおすすめの過ごし方は朝の散歩。それが団長流の健康法」と寺島さん