全国から募った主に「Z世代」の女性たちが、栃木県日光市の旅の魅力を動画やSNSで発信する観光PRプロジェクト「日本『推し巡り』モデルオーディション」が始まった。グランプリを目指すコンテストの過程を通じて、従来のPRでは届かなかった若年層の誘客につなげる狙いだ。ライブ配信の企画・運営やクリエイター支援を手掛けるKIRINZ(キリンジ)社が開催、日光市と同市観光協会が後援する。
応募した18~35歳の女性たちが、ライブ配信やSNSでの発信活動を通じてコンテストを競う。リスナーやフォロワーからの応援が評価に反映され、演技や専門的なスキルよりも「等身大の熱量」と「視聴者からのリアルな共感」を審査の軸にする。グランプリ受賞者は、日光市が舞台の観光PR動画への出演権を得られる。動画は、同市公式SNSで活用される予定だ。
旅行先選定に個人のSNS発信が大きな影響力を持つ一方で、地方自治体の従来型広告では情報過多な若年層へのアプローチが困難な現状を背景に、プロジェクトが企画された。オーディションに参加した「推しの夢を応援したい」という、ファンコミュニティの熱量を、誘客に活用する。
オーディションに参加した「推し」の訪れた場所をファンが巡る「聖地巡礼」の宿泊・飲食等により、地域経済への貢献も目指す。プロジェクトには、「江戸ワンダーランド日光江戸村」や「日光珈琲」などの地元企業も協賛している。
参加者の募集は2026年7月16日まで。オーディションは2026年10月まで、3つのステージで進められる。