大塚国際美術館のワーケーションサービス事例

 大塚国際美術館のワーケーションサービス事例

ワーケーションのサービス提供の具体的な事例にはどんなものがあるでしょうか? ここでは、美術館をワークスペースとしても使えるようにした、徳島県鳴門市にある大塚国際美術館のケースについて紹介します。

仕事に疲れたらアートで気分転換

徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、世界の名画を陶板で忠実に再現した1000点以上の作品を展示しています。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂を原寸大に立体再現した「システィーナホール」は、2018年の「紅白歌合戦」で、徳島出身のアーティスト米津玄師のパフォーマンスが生中継されたことで話題となりました。

この美術館では、地下3階、地上2階の5フロアからなる日本最大級の常設展示スペースを生かし、ワーケーション受け入れの取り組みが行われています。
館内全域でWi-Fiが使えるほか、充電ポールを館内9ヵ所に設置。館内だけでなく、モネの「大睡蓮」を模した池に隣接するカフェテラス、芝生の中庭など、屋外にテーブルとチェアを設置しているので、コロナ禍でも安心して、開放的な空間で仕事をすることができます。仕事に疲れたら、アート作品を鑑賞してリラックスできるのは大きな特徴です。

国立公園内にあり、自然とのふれあいも楽しめる

入館当日は再入館が可能なので、仕事の合間に外に出て気分転換に散歩を楽しむこともできます。美術館は、瀬戸内海国立公園の一部である鳴門公園の中にあり、周囲は豊かな緑に囲まれています。5分歩けば千鳥ヶ浜という海岸があり、大鳴門橋を一望することができます。
ハード面の改築はほとんど行わず、アートと自然という環境を生かしたワーケーション受け入れの一例と言えます。

大塚国際美術館 ワーケーションページ
https://o-museum.or.jp/publics/index/890/

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