ANA、農業体験サービス「ANAアグリ部」を開設、地域とつながる関係人口創出へ
報道発表資料より
ANAは、千葉県・多古町で同社のマイレージクラブ会員向け「農業体験・実践サービス」の実証実験を開始しました。
これは、地域課題の解決に向け、社会貢献意欲のあるマイレージクラブ会員と、農業の担い手不足といった課題を抱える地域をつなぐ取り組みとして位置付けられています。
サービスの名称は「ANAアグリ部」。部活動のように気軽に参加できる場として設計され、参加者は事前学習の上、多古町の契約農家を訪問し、農作業を実践しながら地域の取り組みを学びます。
同町は成田空港に隣接する「世界に一番近い田舎」と呼ばれ、都心からのアクセスが良い一方で、豊かな田園地帯が広がる地域です。ブランド米「多古米」や特産の「やまと芋」など魅力ある農産物が生産されており、農業の現場と消費者をつなぐ場として理想的な環境といえます。
料金はANAマイルやANA Payでも支払い可能。リピート参加者にはボーナスマイルも付与されるなど、継続的な参加を促す仕組みも整えています。
今回の実証実験を通じて、農家の人手不足解消やふるさと納税など関係人口の創出を目指し、今後は他地域や関連事業者との連携拡大も視野に入れています。