英国ホテルニュースサイト、2021年の旅行トレンドTOP 8を分析

 英国ホテルニュースサイト、2021年の旅行トレンドTOP 8を分析

イギリスのブティックホテルのニュースやトレンドの分析を行っているBOUTIQUE HOTELIERが、2021年の旅行トレンドを下記のように分析しています。

1.9時5時の働き方はなくなる
コロナ流行の中、リモートで仕事をすることはますます主流になり、従来の9時5時のオフィスでの働き方は減り、仕事と楽しみを組み合わせた長期の旅行を求めるようになってきています。旅行者の37%が旅行先で仕事をすることを検討したことがあり、40%はリモートワークができるならば隔離期間は厭わないとしています。このようなデジタルノマドの新しい波を呼び込むために、旅行プラットフォームやホテルにとっては、オフィス設備や高速Wi-Fiのアピールが重要になるでしょう。

2.飽くなき旅行への欲求
コロナによって止む無く迫られた旅行の中断・制限が続く中、人間が生まれながらにして持っている旅行への欲求は弱まることはないでしょう。最近のロックダウン(イギリス)では、旅行者65%が再び旅行することを楽しみにしていると回答しています。

3.旅行予約における価値の変化
コロナがもたらした経済的な影響により、将来的にはよりお得な旅行を求めるようになることは必至である一方、旅行予約プラットフォームには柔和なキャンセルポリシー&払い戻しプロセス、明確な旅行保険オプションの提示が求められます。

4.中長期的に近場旅行が台頭
ウィズコロナの時代では、近場で親しみのある場所を旅行するローカル旅行が台頭してきています。調査によると、およそ半数の人々が、中長期的に、地元あるいは以前行ったことのある場所に旅行することを計画しています。

5.安全意識の高まり
旅行者の対コロナの予防措置についての意識が高まっています。各国政府、観光関連団体、旅行会社等は旅行者の安全を守るための基準を明確にし、取り組む必要があります。調査によると70%の旅行者が、宿泊施設が明確な衛生ポリシー(消毒やショーシャルディスタンス)を提示していることを重視しています。

6.持続可能な旅行への意識の高まり
コロナを通して環境や地域社会に与える影響の意識が高まっていることから、環境に配慮した旅行が主流になると予想されます。例えばピークシーズンを避けた旅行や、廃棄物・プラスチックの削減などを意識した旅行が主流となるでしょう。

7.旅行に求める喜びはよりシンプルに パンデミックによる自宅待機などを通して、消費者はよりシンプルな幸せを求めるようになってきています。旅行に対しても、自然への関心の高まりが顕著で、調査によれば69%の旅行者が、休暇には家族とのアウトドア体験など、より単純な体験を求めています。

8.テクノロジーを駆使した旅行への期待 ウィズコロナの時代、テクノロジーが旅行者の健康リスクコントロールに役立つことが期待されます。例えば宿泊やレストランにおいて、直前予約のできる技術的なオプションや、チケット売り場の代わりにセルフサービスの機械を増やすなど、テクノロジーはますます今後の旅行に浸透していくでしょう。

出典:NEED TO KNOW: Top 8 booking trends for travel in 2021

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