2013年2月の主要旅行業者、海外旅行取扱額が2ヶ月ぶりに減少

観光庁が発表した、2013年2月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報によると、主要58社の海外旅行取扱額は、前年比2.6%減の1743億76万9000円となり、2ヶ月ぶりに前年を下回った。一部の旅行会社では、中国、韓国方面の低調が続いているようだ。募集型企画旅行(ブランド商品)に限ると、0.9%増の547億8871万円とほぼ前年並みだが、取扱人数は13.0%減の36万6802人と減少。このあたりからも、単価の安い近距離の中国、韓国方面の低調の影響がうかがえる。

旅行会社別で取扱額の多い上位3社は、エイチ・アイ・エス(HIS)(298億8278万円、2.0%減)、JTBワールドバケーションズ(181億6072万円、1.1%増)、阪急交通社(174億9776万円、8.8%減)。伸び率が高かった上位3位は、ジャルセールス(1億1895万円、38.9%増)、JTB関東(26億6874万円、22.6%増)、i.JTB(18億827万円、22.3%増)だった。

なお、国内旅行の取扱額は0.7%増の2755億8729万8000円でほぼ前年並み。外国人旅行は26.5%増の34億2379万1000円で、2011年比でも21.3%増と上回った。海外、国内、外国人を合わせた総取扱額は、0.4%減の4542億2086万3000円となった。

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