熊本県庁は、インバウンド誘客に向けた調査・分析事業に係る企画提案コンペを実施します。
2024年の訪日外国人旅行者数は前年比47.1%増の3,687万人となり、過去最多を記録し、政府が掲げる「2030年までに6,000万人」という目標に向けて、訪日市場の拡大が急速に進んでいます。
その中で、インバウンド需要は従来の都市部偏重から、地域独自の文化や自然に触れる体験型観光へとシフトしており、観光庁も地方誘客を重点施策として位置づけています。こうした潮流を受け、熊本県ではTSMCの進出や国際線の週33便体制などを背景に、2024年の外国人延べ宿泊者数が約144万人と過去最高を更新しました。国・地域別では韓国と台湾からの来訪が過半数を占め、観光消費額も増加傾向にあります。
一方で、宿泊実績は熊本市や阿蘇地域に集中しており、水俣・芦北地域のシェアはわずか0.2%と、地域間で大きな格差が生じています。水俣・芦北地域は、海・山・里の自然資源がコンパクトにまとまり、湯の児・湯の鶴温泉といった良質な温泉地や、漁業体験・柑橘農園体験などの「体験型観光」、さらにフットパスやサイクリングといったアクティビティなど、国際的にも魅力のある観光資源を有しています。しかし現在、インバウンド誘客に向けた受入環境の整備や情報発信はほとんど進んでおらず、県内全体で高まるインバウンド需要の波を十分に活かしきれていないのが実情です。
このような背景を踏まえ、本業務では、まず芦北地域におけるインバウンド誘客の可能性と課題を明らかにすることを目的に、地域資源や観光事業者の現状、受入体制の整備状況、国内外の観光トレンドとの整合性などを総合的に調査・分析します。これにより、2026年度以降の具体的な戦略立案や事業展開に向けた基礎資料を整備し、芦北地域における持続可能なインバウンド振興の実現を目指します。
委託業務の内容は、以下の通りです。
(1)効果的な調査手法の提案と実査、分析
(2)具体的施策の提案
委託期間は、契約締結の日から2026年3月19日まで。
※この情報は、当該組織の公募内容に基づき、生成AIを活用してトラベルボイスが編集しました。詳細は以下の公募掲載URLをご覧ください。
詳細情報
- 締切
- 2025年07月30日(水)
- 公募金額
- 255万円(税込)
- 公募掲載URL
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https://www.pref.kumamoto.jp/site/kennan/240411.html
※上記の公募ページは、公募期間終了後、当該組織によって削除されることがあります。