
日本政府観光局(JNTO)によると、2025年5月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年比21.5%増の369万3300人となった。5月の過去最多を更新した2024年(実数:304万294人)を65万人以上、上回った。新型コロナが5類に移行した2023年5月(実数:189万9176人)と比べると94.5%増となり、ほぼ倍増した。
JNTOによると、例年5月は桜のシーズンと夏休みの間となるため需要が落ち着くが、2025年は一部の市場の祝日やスクールホリデーを中心に訪日旅行者が増加。単月の過去最高を更新したインド(2024年比47.9%増の4万3000人)をはじめ、中国や台湾、米国など21市場で5月の過去最高を更新した。
地域別にみると、韓国が82万5800人(2024年比11.8%増)、中国が78万9900人(同44.8%増)、台湾が53万8400人(同15.5%増)、米国が31万1900人(同26.3%増)、香港が19万3100人(同11.2%減)の順。香港は、JNTOが重点市場として数値を公表している地域のなかで唯一、マイナス推移となった。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。
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JNTO資料(対2024年比)より