万博に来場したインバウンド客、会場以外に訪問した行先トップは「奈良公園」、会場内ではガンダム像や「よしもと館」

ナビタイムジャパンは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況から、大阪・関西万博の開幕から1ヶ月間の訪日外国人旅行者による滞在・来訪状況の分析結果を公開した。

それによると、訪日外国人旅行者の時間帯別の滞在状況では、開場直後の9時台、パビリオン等の営業が終了する21時以降は滞在者が比較的少ない一方で、開場時間である9時から22時の間は、いずれの時間帯も一定以上の滞在者が見られた。

また、タイ、米国、フランスの3ヵ国を対象にパピリオンの来訪状況を調べたところ、タイからの旅行者が最も多く滞在しているのは、自国のタイパビリオン。次いで、よしもと waraii myraii館、GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダム像)、日本館などへの来場が確認できた。

フランスの旅行者も、タイと同様に、自国のフランスパビリオン、よしもと waraii myraii館、GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION、日本館を訪れる傾向が見られた。

米国の旅行者は、万博の会場内を全体的に幅広く回遊しており、なかでも、コモンズ-A館、UAEパビリオンへの滞在が多いことがうかがえた。

万博の前後はどこに?

大阪・関西万博を訪れた訪日外国人旅行者が、万博前後に、他のどのエリアに立ち寄ったかも調べた。それによると、アジアからの旅行者は、関西国際空港がある大阪府泉佐野市、田尻町、関西圏を中心とした万博会場周辺での周遊が見られ、特に大阪市/京都市間での周遊が最も多かった。

米国からの旅行者は、東京23区/京都市/大阪市間のゴールデンルートを周遊する傾向が最も強く出た。

欧州からの旅行者は、ゴールデンルートや広島市のほか、金沢市、高山市への滞在も見て取れた。

万博と合わせた滞在先では大阪市内の主要な観光スポットやショッピング施設が多数ランクイン。トップは奈良公園。次いで、大阪市内のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、大阪城、京都の清水寺、伏見稲荷大社が続いた。

報道資料より

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