ニュージーランド政府観光局、「食 × ウェルネス」で新キャンペーン、倉科カナさんを起用、JTB・HISと連携、南島直行便再開も追い風

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ニュージーランド政府観光局は、日本市場向けの新キャンペーン「私を満たす、ニュージーランド旅」を開始した。女優の倉科カナさんをキャンペーンアンバサダーに起用し、これまで訴求してきた雄大な自然に加え、食とウェルネスを軸に、心身を整える旅としてニュージーランドの魅力を発信する。

キャンペーンは、2026年6月30日に発表されたオセアニア初の「ミシュランガイド・ニュージーランド2026」を契機に、美食への注目が高まっていることも踏まえて企画した。発表の記者説明会でニュージーランド政府観光局日本局長の猪膝直樹氏は、日本人旅行者について、観光地をめぐるだけでなく「旅先で心身をリフレッシュし、自分らしさを取り戻せるような体験を求めるようになっている」と説明。自然や食文化、人々の温かさ、安全で安心して過ごせる環境を組み合わせて訴求する考えを示した。

8月に現地を訪れた倉科さんは、「ニュージーランドに行くと心が整い、心身ともに癒やされる感覚がありました」と話した。キャンペーンでは、倉科さんがオークランドやクライストチャーチなどで体験した食、自然、ウェルネスを動画などで発信する。


日本人旅行者は過去12カ月で約8万人、経済効果は2.7億NZドル

ニュージーランド政府観光局アジア地区担当ディレクターのグレッグ・ワッフルベイカー氏によると、過去12カ月にニュージーランドを訪れた日本人旅行者は約8万人、消費額は約2億7000万NZドル(約243億円)だった。同氏は「日本は今もニュージーランドにとって重要な旅行市場の一つ」と位置づける。

日本人旅行者の傾向としては、日常のプレッシャーから離れ、大切な人と有意義な時間を過ごし、リフレッシュして帰ることができる体験への関心が高まっているとみており、ニュージーランドならではの温かなおもてなしの精神「マナアキタンガ」とともに、自然だけでなく食や人との交流まで含めて旅の価値を伝えていく考えを説明した。

販売面では、ニュージーランド航空と連携するとともに、JTB、HISとパートナーシップを組む。ワッフルベイカー氏は「心を動かすストーリーと実際の旅行商品を結びつけ、旅行への関心を具体的な予約行動へとつなげていく」と説明。旅行会社との商品造成をキャンペーンと一体化し、日本市場での渡航需要拡大を目指す。

ニュージーランド政府観光局アジア地区担当ディレクターのグレッグ・ワッフルベイカー氏

今回、同局が重視するのは、ニュージーランドに対する日本市場のイメージを広げることだ。猪膝氏は、これまで自然を前面に出したプロモーションを展開してきた一方、実際に訪れた旅行者から「食べ物が意外においしかった」という声を多く聞いてきたと説明。ミシュランガイドの初進出も生かし、美食、ウェルネス、自然、人とのつながりを組み合わせ、従来とは異なる角度からニュージーランドの魅力を発信していく。

11年ぶりの成田/クライストチャーチ線が復活

ニュージーランド航空は、2026年11月27日、成田/クライストチャーチ間の直行便の季節運航を約11年ぶりに再開する。2027年5月8日まで、週3便を基本に運航する。

同社チーフ・コマーシャル・オフィサーのスコット・ウィルキンソン氏は、「これは私たちにとって大きな第一歩であり、日本からニュージーランド南島へ直接アクセスできる新たな拠点となる」と強調。クライストチャーチを、美しい庭園や食、ワインを楽しめる都市であると同時に、テカポやアオラキ/マウントクックなど南島各地への玄関口と位置づけた。

同氏は「この路線を成功させるためには、旅行業界やメディアパートナー、政府観光局との連携が欠かせない」と強調。猪膝氏も、11年ぶりとなる直行便再開を「絶好のタイミング」と捉え、「より多くの皆様にニュージーランドを次の旅行先として選んでいただけるよう取り組んでいく」と話している。

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