バニラエア、航空券販売は「わかりやすい」ウェブと旅行会社との連携で

エアアジア・ジャパン(JW)は、本日2013年11月1日、商号をバニラエアに変更、新しい航空券の販売を開始する。これに伴い、同社は記者会見を実施、現在までに決定しているサービス展開やウェブサイト、営業方針などについて発表した。

代表取締役の石井知祥氏(写真右)は、今回の航空券販売開始にあたり、ここまでで作り上げてきたサービスに対して自信の姿勢だ。「新しいビジネスモデルは、必ず成功する」として、サービス全般を同社のコンセプトのもと、シンプル、ベーシックにこだわって作り上げてきた点を強調。また、旅行者に対して「選択肢を提供し、便利でお得なサービス」を提供するために、「ブランドの思いを込めた予約サイトや機内食」を開発したという。


11月1日現在、同社の航空券は直接販売のほか、ANAグループとしてANAセールスがパッケージツアー「バニラエア バケーション」を投入。バニラエアのウェブサイト上で、同社フライトを活用したパッケージツアーを企画・販売する。今回の販売開始にあたっては、就航記念価格商品として成田発の札幌2日間(指定フライト航空券とホテル1泊)組み合わせでひとり8800円から35800円でツアーを企画。また、成田発の各就航地行きツアーのほか、沖縄や札幌発の東京行きツアーも用意して日本各地からの需要にこたえるものとした。

営業部長の近藤寛之氏

ANAセールスのほか、さわやかプラス、ビックホリデー、HISの旅行3社が、バニラエア利用の旅行商品を販売。当初より、同社は旅行会社との連携を方針として掲げきたが、今後の展開について同社営業部長の近藤寛之氏は「ぜひ、積極的に行っていきたい」考えだ。これは、トラベルボイスの記者からの質問に答えたもの。近藤氏によると、今回12月20日の就航については、限られた座席数でのスタートのためバニラエア側から旅行会社に対する積極的なアプローチは難しい状況だった。今後、機材が増え、座席数が増えていくにしたがって、段階を踏んで旅行会社との連携を強化していきたいという。

また、LCCのビジネスの基盤となるウェブサイトについては「わかりやすさ」を追究。近藤氏は、「様々な年代の方が安心して使える、シンプルな操作性と楽しい旅の気分を味わえるもの」として構築した点を強調した。特に、文字の大きさについては一般的なニュースサイト同様の大き目なものとしたという。予約機能だけでなく、初めてのLCC利用者、初めての海外旅行者などを対象にしたコンテンツも充実。現在は、英語と日本語のみだが、最終的には就航地の言語のすべてで展開していきたい考えだ。

なお、バニラエアは、IATAコードとして旧エアアジア・ジャパンの「JW」を引き続き使用。ICAO「WAJ」、コールサイン「Wing Asia」については、就航までに変更の可能性があるという。


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