KNT-CTホールディングスは、連結子会社の再編を実施する。
まず、2027年4月を目途に、クラブツーリズム(CT)、近畿日本ツーリスト(KNT)、近畿日本ツーリストブループラネット(BP)を統合し、一社化する基本方針を発表した。統合の方式はまだ明らかにされていない。KNT-CTホールディングスは、統合の理由として、国内における人口減少の加速による既存マーケットの縮小などの外部環境の変化に伴う課題を克服し、持続可能な成長を実現するためと説明している。
2026年1月には、3社の間で会社分割(吸収分割)を実施し、KNT-CTグループの個人旅行事業について、KNTの直営店舗販売事業および仕入れ部門、BPの国内市場向けWEB販売事業(訪日市場向けWEB販売事業を除く)をCTに集約することを発表していた。
また、2026年4月1日にKNTとユナイテッドツアーズ(UT)との間で、会社分割(吸収分割)を実施。UTが「ACOSTA(Advisory Committee on Studies Abroad)」として運営する海外留学事業(語学研修事業を含む)をKNTに統合する。両社の海外留学事業部門の人財と知見をKNTに集約することで、海外教育市場における事業拡大を図る。
2026年3月期第3四半期は増収増益に
あわせて、KNT-CTホールディングスは2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~12月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年同期8.8%増の2334億円、営業利益は同19.0%増の63億8000万円、経常利益は同23.7%増の72億4000万円、純利益は同11.3%増の61億7000万円を計上し、増収増益となった。
同社によると、国内旅行では旅行代金の上昇や生活コスト増加による消費者の節約志向が続くなか、需要は伸び悩んだ。海外旅行については、旅行代金の高騰が継続しており、需要の完全回復には至っていない。訪日旅行では、円安基調の継続や航空座席供給の拡大を背景に、大きな伸びを見せた。
なお、2026年3月期通期の業績予想に変更はなく、売上高2980億円(前年度比8.6%増)、営業利益65億円(同7.6%増)、経常利益73億円(同7.7%増)、純利益68億円(同11.5%減)を見込む。



