岐阜県中津川市と東海旅客鉄道(JR東海)は、中心市街地のまちづくりにおける関係人口の拡大に向けて連携協定を締結した。自治体とJR東海が、関係人口の拡大を主眼に連携協定を締結するのは今回が初めてのことだ。二地域居住の促進、人材育成、事業者支援、産学官連携など幅広い分野で協力し、持続可能な都市モデルの構築を目指す。
中津川市は、リニア中央新幹線「岐阜県駅(仮称)」の設置により、首都圏・中京圏とのアクセス向上が期待されている。この好機を活かした市街地形成に向け、ハード面の整備だけでなく、まちづくりを担う人材の確保が急務となっている。
一方、JR東海はこれまで、地域と都市部の人材をつなぐ地域活性化支援プラットフォーム「conomichi(コノミチ)」を通じて同市を支援してきた。同事業は、都市部の副業・兼業人材と地域の事業者をマッチングし、課題解決を図るもの。中津川市では、宿場町としての歴史や文化という地域資源を多様な視点で「再読」し、まちの未来を共創する地域デザインプログラムを構築してきた。今回の協定により、こうした地域外人材のスキルや意欲を、市内事業者の支援や新事業の創出に直接つなげる体制を強化する。
具体的には、市外の人材が中津川市と継続的に関わる仕組みを構築。外部人材と共に取り組む実践的なプロジェクトを通じて、中心市街地の活性化を加速させる考えだ。



