中国人観光客に「メイク」体験を、LCC春秋航空系の旅行会社がツアー客に開始、日本の美容情報サービスと提携で

中国向けに日本国内の美容情報を提供するサービス「Beauty Park玩美花园（ビューティーパーク ガンビカエン）」を運営するオーエスは2018年2月から、訪日中国人旅行者向けの美容体験ツアー「HENSHINメニュー」を開始する。中国・上海拠点の上海春秋国際旅行社（LCC春秋航空グループ）との業務提携により実現するもの。

国内美容業界による訪日旅行者集客プロジェクト「インバウンドビューティープロジェクト」に加盟する店舗に向けてサービスを展開し、年間で100名を送客する計画。上海春秋国際旅行社の観光ツアー客を対象に開始し、第一弾ツアー客は2018年3月に来日予定で、その後は中国以外のアジア諸国向けにも展開していく。

HENSHINメニューは、約2時間をかけてヘッドスパやトリートメネント、フルメイク、ヘアアレンジをおこなうもので、料金は3万円。中国ではおしゃれを目的とするメイク文化が浸透していなかったが、在日中国人などがSNSを通じて情報を発信することで、徐々にメイクに興味を持つ女性が登場。今回の美容体験ツアーは、美容整形ではない日本の美容技術を体験して「変身」できるプログラムだ。

なお、同社によるとインバウンドビューティープロジェクトの加盟店には、予約代行や多言語コールセンター、接客用アプリの提供、「Beauty Park玩美花园」掲載用の中国語ページ制作、Wi-Fi設備、電子決済システム「Wechat Pay」の導入、多言語ガイドブックなどが提供されるという。