台湾発祥の世界現地ツアー予約「KKday」、クールジャパン機構から11億円の資金調達、訪日外国人のタビナカ消費拡大で連携へ

官民ファンドのクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は2019年8月30日、台湾拠点の現地ツアー予約サービス「KKday(ケイケイデイ)」に対して1000万USドル(11億円相当)の出資を決定した。※写真左:KKdayCEO陳明明氏、右:クールジャパン機構代表取締役社長CEO北川直樹氏

KKdayは、台湾や香港などアジアの旅行者向けに、ウェブサイトやアプリ経由で世界中の現地ツアーを提供。現在は世界約92か国・地域の550都市で約2万5000件のサービスを展開しており、月間サイト訪問数は約4500万人以上。加えて、日本を重要エリアに位置づけ、日本の観光関連事業者とのネットワークを構築し、訪日旅行者にとって魅力的な商品企画やマーケティングに注力している。

このような状況を受け、クールジャパン機構は、インバウンド分野における投資対象としてKKdayを高く評価。同社へ出資をおこなうことで、国内サプライヤー・自治体との提携拡大や訪日旅行者向けサービスの拡充、マーケティング強化、地域での支店立ち上げといった日本法人の機能強化などを推進。既存の投資案件や業界ネットワークを活用してKKdayを支援するほか、インバウンド関連の共同企画や集客プロモーションなどでも連携し、アジア発・訪日旅行者向けに満足度の高いタビナカ体験を提供。消費促進やリピート率向上につなげる考え。

なお、KKdayは2018年2月にエイチ・アイ・エスが同社に出資。その後、LINEも出資をおこなっている。

クールジャパン機構:報道資料より

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