ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2013、グランプリは林勝重さん

2013年のツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤーが決定し、「JATA旅博2013」開催期間中に会場で表彰式が行われた。この表彰は今年で8回目を迎えるもの。日頃、表舞台に立たないプロフェッショナルの添乗員を表彰することで意欲向上を図ることを目的にスタートしたものだ。

選考委員長に早稲田大学名誉教授・エジプト考古学者の吉村作治氏を迎え、観光庁、メディア、旅行会社などで編成した選考委員によって活動実績を重視して決定されている。

受賞者と受賞の理由は以下の通り。

【グランプリ:国土交通大臣賞】

林 勝重氏(JTBサポート中部所属)

(理由)海外ツアーの添乗中に、高山病で体調不良を訴えた旅行者を迅速に現地病院へ搬送。旅行者は亡くなるが、その後の事後処理が適切、他の旅行者への配慮でツアーが無事終了。社内へのフィードバックにより高山ツアーのガイドライン作成にいたった。

【準グランプリ:観光庁長官賞】

松村 政美氏(ジャッツ所属)

(理由)日本旅行の募集型企画旅行の専属女性添乗員の第一号。添乗日数と旅行者からのずば抜けた高い評価をうけている。旅行会社担当者への適切な進言でツアー造成にも貢献。

【委員長賞】

加治 文子氏(ツーリストエキスパーツ所属)

(理由)旅行主催会社からの高い評価。また、新人研修でも講師を務めた実績。

【会長賞】

林 正実氏(ANAセールス所属)

(理由)継続的な氏名や新規顧客の開拓で売り上げに貢献。学生に添乗業務の魅力を熱弁で講義。

【会長特別賞】

坂口 実氏(トップ・スタッフ所属)

(理由)東日本大震災に関わるボランティア活動の経験を福祉関連、ボランティアツアーに生かして好評を得る。旅行者への適切な説明も評価。

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