マスターカードが体験プログラム提供へ、ビール醸造家体験など独自の特別企画で

マスターカード(MasterCard)は、日本国内のカード会員向けに価値ある日本の体験を提供する「Priceless Japan(プライスレス・ジャパン)」を2015 年 7 月 9 日から開始する。これは、日本国内の特別な体験プログラムを同社が独自で企画し、カード会員にオンラインを通じて提供するもの。マスターカードの支払いを利用条件として、カード利用の促進と顧客ロイヤリティの向上を目指す。


IMG_9452今回のプログラムのターゲットは「上質を求める日本人」。発表の会見で、日本地区社長のロバート・ルートン氏(写真右)は、成熟した経験値をもつ顧客に「マスターカードの価値を広げたい」と意欲を示した。提供される体験は、「ショッピング」「旅行」「飲食」「エンターテインメント」の4分野。実際の支払い先は、サービスや商品の提供施設や旅行会社となる。オープン時の体験数は、約30種類を用意しているが、秋以降は体験数を拡大していく方針だ。
IMG_9455同社マーケティング担当シニアビジネスリーダー兼副社長の唐戸直哉氏(写真右)は、「日本の人が日本の良さを体験できるものを紹介する」と意気込みを見せた。オープン時に紹介される体験は、自分の好みに合わせたクラフトビールを作る「クラフトビール醸造家体験」や、手作りのゴルフクラブを作る工場で、スイングチェックのデータをもとに「カスタムメイドのゴルフクラブづくり」など約30種類。今後は、貸切りミュージアムのプライベートツアーや花火大会をチャータークルーズで観覧する体験など四季にあわせた内容を追加・拡大していく方針だという。

なお、こうした体験プログラムを会員特典として世界30か国20万件以上提供している。各地域会員向けのものとなり、“プライスレス・シティ”と名付けられたロンドン、マイアミ、シカゴなどで展開している。2015年末までに75か国47都市で展開する予定だ。

トラベルボイス編集部:山岡薫



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