長野県白馬のスキーリゾートが自動改札システム導入、11ゲレンデを共通パスで行き来可能に

11のスキー場をもつ長野県の国際スキーリゾート「HAKUBA VALLEY(ハクバ・バレー)」で、2016年11月から共通自動改札システムが導入されることになった。これにより、利用者は1つの共通ICチケット「HAKUBA VALLEY チケット」を購入するだけで窓口に並ぶことなくリフト・ゴンドラ111本を自由に使って、国内最大規模を誇る「HAKUBA VALLEY」全体を1つのスキー場として利用できるようになる。

「HAKUBA VALLEY」は1998年の長野冬季オリンピック会場となった場所。ここには11のスキー場があるが、これまで共通インフラをもたないため、個別のスキー場として利用しなければならない印象が強かったという。

共通ICチケット「HAKUBA VALLEY チケット」はチャージ式の共通チケット。2016年冬季シーズン以降は有効期限が切れた後でもウェブショップやスキー場内の窓口、対応宿泊施設、レンタルショップなどでチャージできるようになる。

また、2016年6月1日から共通シーズン券「HAKUBA VALLEY SEASON PASS”(白馬エリア共通シーズン券)」も販売する。共通シーズンパスは、大人用が13万円、子人(6~12歳)用が7万円だ。

HAKUBA VALLEYでは昨シーズンの外国人スキー客が3割増を記録し、平均8~9日という長期滞在客が多かったという。今回の取り組みのほか各スキー場を結ぶシャトルバスの運用などを通じ、国内はもとより外国人旅行客にとって一層快適なスキーリゾートを目指していく考え。

HAKUBA VALLEYの全体イメージは以下のとおり。

HAKUBA VALLEY:報道資料より

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