箱根の温泉旅館が公式サイトにAI(人工知能)のFAQシステム採用、訪日客の増加で英語対応も

神奈川県箱根町で「塔ノ沢 一の湯本館」など7軒の温泉旅館をチェーン展開する株式会社一の湯は、公式サイトを全面リニューアルした。

サイトは白を基調に、和柄のアクセントを添えたシンプルなデザインで作成。機能面では、「よくある問い合わせ」の部分に、旅館業として初の試みというAI機能を活用したFAQシステムを実装した。

また、インバウンドの増加も見込み、英語サイトもFAQシステムで対応。一の湯の訪日旅行者の割合は、2015年時点で年間宿泊者数10万人のうち3万7000人に及んだという。

これにより一の湯では、消費者向けには旅行の計画段階から旅の不安を軽減することで顧客満足の向上を図る。内部では、情報共有や問い合わせ頻度の高い質問を優先表示することで、業務の生産性向上に期待する。一の湯では30年以上も前から、従業員1人1時間当たりの粗利益高「人時生産性」を指標とする業務合理化に努めているという。

なお、FAQシステムのプラットフォームは、オラクルのクラウド・アプリケーションを採用した。

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