山口県「湯田温泉西村屋」が破産開始、負債総額は約3億2000万円 ―東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、2017年6月1日、山口県湯田温泉の旅館「湯田温泉西村屋」が山口地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約3億2000万円。

同社は明治39年(1906年)に創設された老舗旅館で、詩人・中原中也ゆかりの宿としても知られていた。平成初期までは年間売上が約4億円に至っていたが、その後は競争激化や景気低迷のあおりを受けて業績が悪化。売上高低迷に加えて赤字続きとなり、設備投資等の借入金が重い負担となっていた。2017年3月末には旅館の不動産を売却したものの債務の弁済に至らず、5月21日で営業を停止、今回の措置となった。

なお、旅館事業は別会社によりリニューアルオープンする予定。公式ウェブサイトでは、2017年5月21日から8月31日まで(予定)は休業してリニューアル工事をおこない、9月1日のオープンを目指すと記載されている。

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