世界的な旅行ガイド本が選んだ「2019年に注目すべき7スポット」に日本も、人気トレンド予測も発表

世界的な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」はこのほど、「2019年の旅行トレンド・トップ5」をとりまとめた。同社の旅行エキスパートたちが、今後流行する体験や人気上昇中の旅行先を分析したもので、毎年恒例となっている。

2019年のトレンド・トップ5は以下のとおり。

ダークスカイ

多くの人が、夜空を見上げて宇宙とつながる「ダークスカイ」体験を求めている。2017年の皆既日食ではアメリカ全土の700万人が見学旅行を実施し、アストロツーリズムは新たな高みに達した。2019年7月2日に予定される日食では、南米の多くの場所で同様の数字が見込まれている。

そして2019年には、ダークスカイを体験できる公園、コミュニティ、展望台のほか、星を見るツアー、パーティ、クルーズ、移動式テントでの宿泊、ホテルでの特別プランが提供され、これまでにないアストロツーリズムに触れる機会が得られるに違いない。

注目すべきスポット トップ7:アメリカ南西部、日本、イギリス北部、スカンジナビア、ニュージーランドのスチュアート島、ハワイのマウナケア、カナリア諸島

AR/VRアトラクション

AR(拡張現実)やVR(仮想現実)体験ができる技術が、旅行業界でも浸透しつつある。今では、自宅にいながら世界旅行が可能。火星旅行でも、360度視野で没入型体験ができる。

そして、さまざまな旅行先や観光スポット、博物館などもその可能性を活用。例えば望遠鏡から1789年のパリを覗いたり、ドバイ行きの飛行機チケットなしで世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」に登ることもできるようになった。これらの技術は今後、どんどん優れたものになっていくに違いない。

電気自動車でのドライブ旅行

二酸化炭素排出量に敏感な旅行者は、2019年、これまでよりも多くの旅行先やレンタカー会社で電気自動車を目にするに気づくに違いない。公共の充電ステーションが昔ながらのドライブルートにも出現。エコフレンドリーな旅行をサポートするため、各国が農村地帯のステーション増設について意欲的なプランを発表しているという。

旅行者は、オンラインマップやアプリなどを通じて、タビマエ・タビナカにこれらの情報取得が可能に。また、充電ステーションが発見できれば、これまで行ったことのないドライブ旅行先に誘われ、自分自身をスローダウンさせ充電することもできるだろう。

ドライブ旅行先 トップ10:アメリカ西海岸のグリーン・ハイウェイ、ノルウェーのハルダンゲルヴィダのナショナル・ツーリスト・ロード、バルバドス、ポルトガルのマデイラ、アラブ首長国連邦とオマーン、日本のゴールデン・ルート、スコットランドのノース・コースト500、オーストラリアのクイーンズランドのEV専用道路「エレクトリック・スーパー・ハイウェイ」、アメリカのルート66、ドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)

自分の起源に向き合う旅

家庭用のDNAキットなどを例とする遺伝子検査技術のイノベーションが進み、一方ではさまざまな歴史的記録データにアクセスしやすくなった。これにより、一般市民が家族が受け継いだ文化をより深く把握できるようになってきた。このことが、多くの人々にルーツを遡り、先祖が過ごした場所や人、文化をたどる動機を与えた。

初めての国や馴染みのある旅行先に出かけるにあたり、こうした視点は新たな発見につながるだろう。DNA検査の結果が驚くものだったとしても、またそうでなかったとしても、素敵な旅に出る理由になる。ロンリープラネットがまとめた「ベストイントラベル2019(2019年に訪れるべき国、都市、地域)」では、6人の旅行者が自身の起源を探る旅の経験をシェアしている。

観光ルートをあえて「外す」

人気のある旅行先で「オーバーツーリズム」化が進み、ますます観光客が溢れているというニュースの見出しを見て、がっかりすることがあるかもしれない。解決策は、旅行者がそれらの状況を考慮して、いつどこへ行くべきかを意識すれば良いだけのことだ。

持続可能な旅とは、過小評価されている土地に滞在したり、人気スポットにオフシーズンに訪れたり、普通とは違った場所を探したり、よく知られていない場所を発見したりすることともいえる。正しい計画とリサーチをもってすれば、旅は依然として素晴らしい経験を呼び込む力になる。

普通とは違う場所、過小評価されている旅行先 トップ5:インドのフマーユーン廟、カナダの国立公園、デンマークのフェロー諸島、カナダのトロント、スロベニアのリュブリャナ

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