世界遺産・富岡製糸場の国宝「西置繭所」の保存整備が完了、10月オープン、ガラス越しに国宝建物を体感できる構造などで

世界遺産に登録されている富岡製糸場の国宝「西置繭所」が、6年にわたる保存整備工事を2020年5月に終え、10月3日にグランドオープンする。文化財として保存する一方で、ギャラリー(資料展示室)と多目的ホールがハウスインハウスの手法を用いて整備された。

ギャラリーでは、富岡製糸場の創設から女性労働者たちの生活、生糸づくりの作業(製糸工程)などの展示が行われる。 見どころのひとつは、115年間の女性従業員の作業着の変遷をミニチュアサイズで伝える展示。また、多目的ホールは、イベントを行いながらガラス越しに国宝建物を体感できる構造となっている。

ギャラリー(報道資料より)多目的ホール(報道資料より)

このほか、西置繭所の見どころを紹介する音声ガイドを整備。展示資料や建物の特徴など見どころを人気声優の武内駿輔さんが案内するメインガイドと、2階の漆喰壁の落書きの痕跡や煉瓦積みの様子などから浪曲師の玉川太福さんが創作浪曲で案内するスペシャルガイドを用意する。

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