ルワンダのポール・カガメ大統領は、2030年代初頭からルワンダでF1グランプリを開催する10年契約を結んだと発表した。同大統領はこれを、アフリカ全土のスポーツを活性化させる起爆剤にしたい考えを示した。アフリカで最後にF1が開催されたのは1993年の南アフリカだ。
アフリカ諸国は近年、スポーツイベントの誘致に積極的に動いている。ルワンダは昨年、自転車ロードレースの世界選手権を開催した。2026年10月31日からはセネガルのダカールでユースオリンピックが開催されている。これは、アフリカで初めて行われるオリンピック関連イベントだ。さらに、2030年には、モロッコがスペイン、ポルトガルと共同でサッカー男子ワールドカップを開催する。
今回のFI誘致では、南アフリカも開催を目指す中、ルワンダが開催の契約を勝ち取った。現地報道によれば、モロッコやナイジェリアも関心を示していたという。
今回のグランプリ開催発表によって、F1側が15億人以上の人口を抱えるアフリカを、将来性のある市場と見なしていることが分かった。
「アフリカ・スポーツ・インベスター(African Sports Investor)」のCEOであるアビ・イジャサンミ氏は、今回の発表は、アフリカ大陸を世界のスポーツ界と結びつけ、「スポーツ、テクノロジー、観光、投資といった要素を融合させるもの」であるため、アフリカにとって「極めて重要な」意味を持つと指摘した。
しかし、アフリカにおけるスポーツ産業では、インフラ整備が依然として課題として残る。ルワンダは、首都キガリから約40キロ離れたブゲセラにF1サーキットを建設する計画だが、建設に伴う汚職やインフラ整備の遅れは、アフリカのスポーツプロジェクトにとって大きな障害となり得る。
ルワンダでのF1開催がアフリカのスポーツ界にとって大きな転換点となるかどうかを判断するのはまだ早いが、このニュースは期待をもって受け止められている。アフリカ・F1グランプリを長期的な成功へと導くために不可欠な、サーキット建設やその他のインフラ整備をルワンダがどのように進めていくのか、世界中が注目している。
※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。





