観光庁長官、訪日客「1000万人達成できる」 -累計20%増に手ごたえ

観光庁長官の井手憲文氏は2013年6月19日の会見で、1月~5月の訪日外客数の累計が405万人となり、前年比20%増の伸びで推移していることに触れ「この伸び率が維持できれば(1000万人を)達成できることになる。年末までこのペースを維持し、上積みを図っていくことで必ず達成したい」と述べた。

為替が一時期の円安から円高に振れてきているが、井出長官は「2011年春ごろに比べるとはるかに円安」との認識。為替は訪日客増減に大きく影響する要素だが、為替以外にも旅行を送り出す国の経済情勢や旅行のトレンド、航空供給量なども大きな要因になるとし、「管理できるところで全力を尽くし、さらに増やしていく努力をしていかなくてはならない」との意思を示した。現況に大きな変化がなければ、現在の高水準の推移は維持できるとの考えだ。

また、富士山が世界遺産登録によるインバウンドへの影響については「ゴールデンルートの東京/大阪間にあり、プラスがあると思う」と言及。観光資源として「世界遺産という勲章がつくため、そういった形でのピーアールをしていく」との考えを示した。

また市場別のトピックとして、5月は韓国が45.5%増の22万8700人と持ち直した。これについて井出長官は反動増の延長にあるとしながらも、原発事故の影響に対する不安感の払拭、日韓間の航空座席供給量の増加、韓国旅行会社の日本重視の傾向の3点が、好調の原因であるとの分析を紹介した。67.8%増の2万4016人と急伸するタイについては、タイ経済が好調で海外旅行が活況であること、航空座席、路線の増加に加え、「昨年来、アセアンに力を入れており、その努力も奏功しているのではないか」とアピールした。

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