イタリア・ロンバルディア州の最新情報、2015年ミラノ万博で特別対応

2015年5月にイタリア・ミラノで「食」をテーマに開催される「ミラノEXPO」。開催まで約1年を切った2014年6月、イタリア現地より観光関連の幹部が来日し、現地の最新情報を提供した。



IMG_5762イタリア・ロンバルディア州の観光全般でプロモーターの役割を果たすEXPLORA社プレス担当のアリシア・イグレシアス氏(写真右)によると、万博が開催される2015年は旅行者に対する特別な配慮が予定されている。

まず、ミラノ観光のアイコンともなっているドウモについては改装が終了。事前予約が必要なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会内のダビンチ「最後の晩餐」は、万博期間中に旅行者が簡単にアクセスできるようにする措置が検討されているという。また、通常7月、8月に上演を行わないスカラ座については、2015年は特別にオペラが上演される予定だ。


WS000129ミラノ万博に空路で向かう旅行者にとって、最も利便性が高いのはミラノ・マルペンサ空港。ミラノ空港運営事業株式会社から来日した航空ビジネス・ディベロップメント部門ディレクターのアンドレア・トゥッチ氏(写真右)によると、万博を前に空港内の大改修が進んでいる。大部分の工事は完了しており、特に注力しているのが空港内でのショッピング。イタリアの高級ブランド店が数々オープンする予定だという。

また、空港で最も利便性が向上するといえるのは、外国人が受けられる免税処理。イタリア国内で買い物をした際に、通常空港内で税関のスタンプを受けて行う免税処理で、税関のスタンプが不要になるという。トゥッチ氏によると、これはヨーロッパの空港で初めてのことでグローバルブルーとの連携で行われる。旅行者は、直接グローバルブルーで免税のスタンプをもらうことができるようになり、空港で免税にかかる所要時間が大幅に削減できるようになるもの。2014年10月から開始予定だ。

(トラベルボイス編集部:山岡薫)

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