日本観光振興協会、休暇取得で旅をアピールする「1ウィークバカンス2014」展開

日本観光振興協会は、長期休暇の取得促進と国内旅行の振興を促す「1ウィークバカンス2014」を2014年8月1日にスタート、期間終了の12月31日までさまざまな活動を行っていく。

このキャンペーンは、観光庁、厚生労働省、内閣府、日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)などの後援、航空会社や旅行会社など関連企業の協力のもと実施されるもの。2014年は「日本人にもバカンスが必要です 1年に1度は長旅(ながたび)へ」をキャッチフレーズに、恒例の旅行川柳コンテストに加え、9月26〜28日に東京ビッグサイトで開催される旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」でのプロモーション展開などを行う。また、今年は、国民の休暇・旅行の動向調査と、それを踏まえた分析・提言活動なども実施する。

今年で4回目となる「旅行川柳コンテスト」では、「朝日川柳」の選者で、日本エッセイスト・クラブ常務理事、元朝日新聞「天声人語」筆者の西木空人氏を選者に迎える。川柳の募集期間は8月18日〜10月31日の予定。賞品や募集方法は8月中旬に同協会のサイトで発表する。優秀作品には旅行券や航空券などの景品を用意している。 「ツーリズムEXPOジャパン」の展示会場にブースを設けて1ウイークバカンスの楽しみ方を提案。イベントも企画しているほか、ブースでの川柳の応募も受け付ける。

協力会社との活動においては、サイトや電子チラシ「SHUFOO」、日本航空(JL)、全日空空輸(ANA)の機内誌、ポスターなどを通じた休暇取得の周知活動も行うほか、 地域と日本観光振興協会・ツーリズム産業が連携して提案する“宿泊・滞在して日本を堪能する旅のカタチ”である「ディスカバケーション」をうたい文句にした旅行商品を展開。これらの商品については、通年を通じて取り扱っていく予定だ。

また、厚労省と観光庁が行った休暇取得や観光に関する調査データによる現場把握を行った上で、休暇と旅行の動向についてアンケートを実施。その内容を分析のうえ、同会が行っている観光立国推進協議会等を通じた観光立国実現のための提言等に活かす。


なお、厚労省の「就労条件総合調査」では、日本の民間企業の労働者の年次有給休暇の取得率が47.1%、取得日数が8.6日、観光庁の「旅行・観光消費動向調査」では、国民1人当たりの国内旅行は年間1.43回、2.35泊となっている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…