エミレーツ航空、機内エンターテインメントに視覚障がい者用の映画解説、ディズニー映画などで

エミレーツ航空(EK)は、機内エンターテインメントシステム「ice(information, communication and entertainment)」で上映する映画に、視覚障害者向けの解説放送を導入した。同社によると、航空会社で初めてのこと。近年映画館やテレビで普及している音声タイプのもので、通常のペースで流れるセリフの合間に、シーンの様子を説明するナレーションが流れる。今回は『アナと雪の女王』をはじめ、『ウォルト・ディズニーの約束』『カーズ2』、『モンスターズ・ユニバーシティ』『アベンジャーズ』、『トイ・ストーリー3』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などのウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの16タイトルの映画で対応した。

エミレーツ航空は2007年にも聴覚障害の方向けサービスについて、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズと協働し、役者のセリフを字幕で表示するほか、効果音も文字として画面に表示する「クローズド・キャプション」を機内エンターテインメントに導入。今年の8月に「ice」で楽しめるクローズド・キャプション付き映画は50タイトル以上に上る。パトリック・ブラネリー・コーポレート・コミュニケーションズ・商品・出版・デジタル・イベント担当副社長は、「さまざまなバックグラウンドを持つ乗客に利用してもらうことを極めて重要なことと捉えている」とし、さらなる対応作品の拡大を行っていく方針だ。

(トラベルボイス編集部)

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