国交省、地方路線の活性化プログラムで実証調査対象8路線を決定、羽田/紋別線など

国土交通省は、地方航空路線活性化プログラムに実証調査の対象となる航空路線を8路線決定した。地方航空路線活性化プログラムとは、一定の旅客需要があるものの、代替交通機関がないことや不便な条件・不利な地域を発着する航空路線を国が評価した路線維持に向けたモデル的取組みとして実証調査を実施するもの。国交省の「まち・ひと・しごとの創生施策」に位置づけられている。

応募のあった提案は「地方航空路線活性化プログラム及び着陸料の提案割引制度の評価等に関する懇談会」でモデル性、実効性、継続性などを評価した。決定した8路線は以下のとおり。

*路線:提案者

  • 釧路/丘珠線:釧路空港利用整備促進期成会(HAC)
  • 羽田/紋別線:オホーツク紋別空港利用・整備促進期成会/オホーツク紋別空港利用促進協議会(ANA)
  • 山形/小牧線:山形空港利用拡大推進協議会(FDA)
  • 羽田/能登線:のと里山空港利用促進協議会(ANA)
  • 静岡/鹿児島線:富士山静岡空港利用促進協議会(FDA)
  • 羽田/南紀白浜線:南紀白浜空港利用促進実行委員会(JAL)
  • 但馬/伊丹線:但馬空港推進協議会 (JAC)
  • 天草/福岡線:天草空港利用促進協議会(AMX)

なお、採択されなかった路線に対する主な評価コメントは以下のとおり。

  •  課題分析が十分ではない、また課題の認識と取組の内容が整合していない。
  •  課題設定まではよいが、その課題を解決するための取組の内容・手法がやや旧来型のものが多く、実効性に疑問が残る。
  •  取組の内容が簡素で、具体性に欠けるため、航空需要が持続的に維持できるかどうかがわからない。
  •  期間限定のイベントに依存したような取組が見られ、それらの継続性が心配である。
  •  旅行商品造成について、現在すでに行っている助成のかさ上げを国費で行うという考え方は本プログラムにそぐわない。
  •  需要創造のメインの方策を低価格料金の設定のみに依存している。新しい層に乗ってもらうためには、価格以外の訴求力が備わっていないと持続可能性がない。
  •  発地側(提案の連携先)の協力体制や工程表について具体性に欠ける。

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