東京都が飲食店のメニュー多言語化を支援、12言語で外国人対応をサポ―ト

東京都は、都内のレストランや飲食店の運営者を対象に、12言語による外国語メニュー無料で作成できるサービスサイト「イート東京(EAT 東京)」を公開した。同時に、訪日外国人向けに外国語メニューを備えた飲食店を都内のエリアや料理別に検索できるサイトも開設。多言語化されたメニューを外国人向けに分かりやすく掲載していく取り組みも並行して行っていく見通しだ。

外国語メニューの作成は、都内の飲食店店主などが事前登録後、好きなデザインやレイアウトや対応したい言語、掲載する料理、店舗情報などを入力することで完成するもの。対応可能な外国語は、英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・タイ語・インドネシア語・ベトナム語・アラビア語の12種類で、一度にメニュー化できる言語は最大5言語となっている。

また、「EAT 東京」サイトでは飲食店の運営者と外国人をつなぐ「おもてなしツール」として、国別に記載された「おもてなしポイント」情報や、食材35種類を絵で表現する「食品ピクトグラム一覧」、日本人と外国人が会話する際に利用できる「指さし会話シート」も用意した。

以下は、「指さし会話シート」英語版の一部。


「EAT 東京」サイトより

今回のサービスは、「東京の食を楽しむ」をコンセプトとした訪日外国人旅行者向けの対応強化の一環。都内の飲食店が外国語や食品アレルギー、宗教などの面で配慮しやすくすることを目的に、ウェブサイトのほか、電話のサポートデスクも開設、希望する飲食店を対象とした操作研修会なども実施していく予定としている。



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