富山市が観光客誘致で積極展開、MICE補助金制度や路面電車無料券など、祖父母と孫の観光施設無料も継続

北陸新幹線の開業で、この春の旅行先として一気に注目を浴びた沿線エリア。そのうちの一つ、富山市も積極的な誘致策を展開している。

例えば、学会や大会・会議などのコンベンションやスポーツ大会、部活やサークルなどの合宿などの大型団体に対する補助金制度を用意。「富山市コンベンション開催事業補助金」では県外からの参加人数とコンベンションの会期によって金額が異なり、500人参加で会期が3日の場合、100万円を補助する。1000人以上の場合で分散した会場間をシャトルバスで運行する場合には、50万円を上限とする「シャトルバス運行事業補助金制度」も適用する。

また、富山市内での二次交通の充実を目的に事業者と連携。24時間利用可能な自動車共同利用システム「シクロシティ アヴィレ」を1日150円で提供しているほか、北陸新幹線開業を記念し、2015年12月31日までの期間限定で市内での宿泊者に路面電車の無料乗車利用券を配布する。

このほか、家族誘致策の一つとして展開している祖父母と孫の観光施設への入館料無料の取組みも、2015年度も継続して実施。今年度からは砺波市とも連携し、対象施設を富山市15施設、砺波市6施設の計21施設と拡大した。

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