旅行業1種の日本エアービジョンが破産開始決定、中東・欧州テロ事件の影響で廃業へ

東京商工リサーチによると、第1種旅行業登録の日本エアービジョン(東京中央区)が2016年5月30日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債額は現在調査中。一般旅行者への被害はない。

同社は1976年にパキスタン航空の欧州路線販売を目的に設立された海外旅行業者。東南アジアや中近東方面で強みを持つ企業として事業を拡大し、ノースウェスト航空、フィリピン航空、エチオピア航空の卸売などを手掛けたほか、企画旅行「ラビットツアー」も主催していた。

最盛期の1990年10月期には売上高・約38億9200万円となったが、市況の低迷による業績低下が収まらず、近年は事業を縮小。航空券発行手配事業を中心に進めたが2010年の売上げは約8億円までに落ち込み、その後も赤字が累積。最近発生した中東・欧州でのテロ事件の影響で旅行者数が減少し、廃業手続きを開始。手配済みの案件対応が完了したことで破産手続きによる整理に至ったという。

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