韓国ソウル市など、平昌冬季オリンピックで観光活性化へ、組織委員長ら来日で大規模イベント

韓国、ソウル市・京畿道・江原道は来年開催予定の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックをPRする大規模イベントを東京で開催した。東京ビックサイトで開催中の観光イベント「ツーリズムEXPO2017」の一環で実施したもの。同時に各自治体の観光活性化に向けた活動を発表。北朝鮮のミサイル問題など課題はあるものの、冬季オリンピックを契機にした観光客誘致に力を入れる方針だ。

ツーリズムEXPOでは大規模なブースを用意し、日本の旅行会社との商談や消費者向けアピールを展開。23日夕刻には、日本の元フィギアスケート安藤美姫さんやK-POPアイドル(SUPER JUNIOR、T-ARA)をゲストに1000人規模のトークショーとコンサートを実施した。冬季オリンピックを契機に、現地の魅力をアピールし、来韓を狙う。


平昌五輪組織委員長 イ・ビホム(李煕範)氏

3市・道は、冬季オリンピックに向けて共同マーケティング協定を結んでおり、五輪前後にかけて旅行者に特別な体験を用意した。ソウル市では、冬季オリンピックの種目体験ゾーンをソウル広場に設置、ソウル/江原の観光スポットをつなぐ特別観光パスを発行する。京畿道はシティツアーバスを半額セール、江原道は外国人専用シャトルバスの運営や観光名所にオリンピック願い事の木を設置するなどだ。

なお、イベントにあわせて平昌オリンピックのイ・ビボム(李熙範)組織委員長と3市・道のトップが来日。記者会見で、記者に北朝鮮の核・ミサイル実験で不安視される安全問題を問われると「選手の安全が最大の課題」と話し、最大の対策を講じていることを強調した。

▼展開された大規模ブースの様子

▼ステージの様子

▼華やかなK-POPショーも

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…