介護施設向け旅行で新ブランド、仮想現実(VR)活用の旅行体験や少人数ツアーなど本格展開 -東京トラベルパートナーズ

第2種旅行業者の東京トラベルパートナーズは、介護施設向け少人数制旅行サービス「旅介(たびすけ)」を開始した。

同社は、介護施設事業を含む不動産事業などを行なうシマダグループ傘下の旅行会社。従来から団体旅行を主力に、介護施設にも受注型企画旅行手配を行なってきたが、このほど「旅介」のブランドを設定し、事業を強化。入所者によって食事や移動方法に差があることから、少人数制で複数の旅行企画を用意し、コストを抑える工夫を行なう。その一環として、先ごろ、10人乗りの介護タクシーを自社運行するための一般旅客自動車運送事業も取得した。

さらに実際に旅行に行くことが難しい場合には、“旅行を介護施設に連れてくる”発想で各種イベントも実施。例えば、ブラジル旅行に行くことは無理でも、施設でブラジル料理を提供し、浅草サンバカーニバルに出場するサンバチームとの交流やダンス鑑賞を実施。スキューバダイビングではVR(バーチャルリアリティ=仮想現実)と車いすを活用し、車いすを動かして水中浮遊の感覚を与えながら、VR画像で水中世界を楽しめるようにした。

同社報道資料より

これにあわせ、同社は2018年3月14日~16日に開催される介護業界の展示会「CareTEX(ケアテックス)」に出展。介護旅行のサービス概要のほか、VRのバーチャル旅行体験も実施する。


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